多田屋のわくらむすび 能登の贅沢むすび

目の前でとれた食材を味わう。それが一番の贅沢。

牡蠣棚が広がる七尾湾を一望しながら佇む多田屋。旅館からの美しい眺めが好きで、時々写真に撮るほどだと話す酒井さんのわくらむすびは、目の前の海で採れた能登牡蠣の時雨煮と、お手製の能登牛ジャーキー、珠洲産の磯海苔がたっぷり入った贅沢むすび。
肉好きだという酒井さんは、希少な能登牛をもっと発信していこうと去年から能登牛ジャーキーを作り始めた。能登牛の旨味が凝縮されたジャーキーは、それだけ食べても酒のつまみになる深々とした味わいだ。
「能登牛ジャーキーは、塩昆布の変わりのような感覚で。」
なるほど、ここで肉を海のものに見立てる、料理人・酒井のアイディアと技に出会う。口に含むとすぐに、甘さと旨味が舌に押し寄せてくる。生姜の効いた、ぷりっとした牡蠣の甘みを香り高い磯海苔が包み、噛むごとに染み出てくる能登牛の甘い旨味は、あご出汁と混ざり合って最後の一滴まで箸を止めさせない。
そして様々な風味が口の中を通り過ぎてゆくのを夢中で食べきった後に、ふと気付く。一椀で能登の海の幸も山の幸も味わえる、なんとも贅沢な出会いではないか。

The greatest luxury is to taste the ingredients caught right in front of you.

Sakai, chef at Tadaya, makes luxurious Musubi with simmered Noto oysters grown in oyster beds right in front of the inn, homemade Noto beef jerky, and seaweed from Suzu city. With the aim of raising public awareness of the rare-breed Noto beef, beef-loving Sakai produces his tasty Noto beef jerky that is a great accompaniment to alcoholic drinks. You will instantly taste the sweetness of the oysters simmered with ginger, experience the aroma of the fresh seaweed, and enjoy the rich flavor of Noto beef.

料理人 酒井誠史 Chef Seiji Sakai

料理人 酒井誠史 Chef Seiji Sakai