虹と海のわくらむすび イカゴロ茶漬け

奥能登の面白い食材をぜひ味わってもらいたい

「石川の県魚を調べたら烏賊だったので、面白いかなと。」
わくらむすびの案を十個以上書き出して考えたという三輪さんは、いつも食材をメモに書き出して組み合わせを考えるという分析家だ。十六歳で料理人の世界に入り、その研究熱心さは今も変わらない。
海の幸に恵まれた石川県民でも、県魚が烏賊だということを知っている人は、そう多くはないだろう。思えば烏賊の内蔵を使った能登の魚醤「いしり」も県民には馴染み深い隠し味である。
三輪流イカゴロ茶漬けは、古代米のおむすびに中島菜、イカゴロ、岩のり等をのせ、いしりを効かせた鰹出汁をかけて頂く。
「いしりは好き嫌いがあるけども美味しく食べてもらいたい。」三輪さんの腕にかかれば、その独特な香りとコクが出汁に深み生み、イカゴロとの絶妙なバランスがやみつきになる。イカゴロがのった歯ごたえのある古代米のおむすびからは、凝縮した旨味が噛むごとに感じられる。共に豊富な栄養素を含む古代米とイカゴロとのかけ技は能登の底力とでも言おうか。温泉で温まってこの一椀を食べたら、心身共にすっかり健康になること請け合いだ。

Taste the unique ingredients of Oku-Noto

A dedicated, hard-working chef, Miwa chose squid as the main ingredient for his Wakura Musubi, as squid is the seafood that represents Ishikawa prefecture. The mixture of ancient rice and simmered squid guts and tentacles known as “Ikagoro” is a secret power of Noto, and contains rich nutrition. The Ishiri fish sauce used in the broth forms a perfect balance to Ikagoro. A combination of soaking in the hot spring and eating this dish will keep you healthy.

料理人 三輪徹 Chef Miwa Toru

料理人 三輪徹 Chef Miwa Toru