天空の宿 大観荘のわくらむすび 能登のきれい茶漬

料理は風味と彩り。工夫ひとつで美味しくなってお客さんの喜びも変わる。

「風呂の冷たいのはだめやけど、食事も冷たいのはだめや。粕汁であたたまってほしい。」
和倉温泉で50年間料理を作り続けている尾舘さんの言葉には、人を笑顔にさせる温もりがある。そのおもてなしの温もりは、旅人の健康を願う女将さんが作った発芽酵素玄米のおむすびからも感じられる。
「料理は頭で決め込んだらダメ、工夫ひとつでおいしく、楽しくなる。」尾舘さんの発想の柔軟さは、一皿の盛り合わせからも伝わってくる。ボラのからすみ、牡蠣の佃煮、鰤の漬け、いしり漬けの能登むすめ大根の華やかな盛り合わせは、旅人の気分を高めてくれる。くり抜いた柚子に入った海女の焼き海苔は、香りだけで御飯を食べられるほどの演出だ。
目移りするような華やかな具を自分好みに椀に盛り、沸き立つ粕汁をかけて食べると、ボラのからすみや牡蠣の旨味が、粕汁に溶け込んで舌にハーモニーを響かせる。
自分で盛りつけた椀には、自分の性格がそのまま現れる。せっかくならうまく盛りつけたいが、美しく盛れなくてもそれも”味”、ご愛嬌というものだ。
「愛想ない料理はだめやわい。」温もりのある料理人・尾舘のわくらむすびは、能登の食材の味だけでなく、食べる人の”味”をも楽しく引き出してくれる。

Flavors and colors define a dish and adding a small twist to the dish will give the diner a pleasant surprise.

Chef Odate, who has worked in Wakura Onsen for 50 years, makes a dish with a gorgeous combination of local ingredients that will lift your mood. Put the colorful ingredients on top of germinated brown rice in any way you wish, pour over the boiling broth, and enjoy the beautiful harmony of dried mullet roe and simmered oyster in the sake lees broth. The caring chef wishes to keep the diner warm with hot sake lees broth. His Wakura Musubi brings out the best of the ingredients as well as the best of you by letting you dish up your own food in any way you choose.

料理人 尾舘外喜夫 Chef Tokio Odate

料理人 尾舘外喜夫 Chef Tokio Odate